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¥4,180
(本体¥3,800)

地図のない町

中平康監督自ら企画し、巨匠橋本忍が脚本を書いた社会派サスペンスの傑作

ヌーヴェル・ヴァーグの作家たちにも強い影響を与え、再評価が高まる一方の天才監督復刻シリーズ「リスペクト中平康!」第5弾は中平康自らが企画し、巨匠橋本忍が脚本を書いた社会派ドラマの傑作『地図のない町』。
●“悪事を罰する法律はあっても、正直な善人を守る法律はない”─これは法の裏をかく強大な暴力行為とその組織に対し、人道と社会正義のために敢然と戦う市民たちの物語をリアルでダイナミックなタッチで描いた一代社会ドラマ。社会派の一面を持つ中平康が暴力団が幅を利かせていた当時の社会へ警鐘を鳴らす。
●もともとは石原裕次郎のための企画だったが、紆余曲折を経て中平康作品に何度も出演経験がある日活第2期ニューフェースの葉山良二の主演作品として製作された。街を牛耳ろうとする巨悪(滝沢修)、主人公慎介の恋人(南田洋子)、チンピラに凌辱された経験を持つ慎介の妹(吉行和子)、住民の心の支えでもある良心的な医者(宇野重吉)、豪華キャストによる重厚な名演は必見。
●船山馨の原作を脚色したのは映画史に残る数多くの名作(『羅生門』『七人の侍』『生きる』『砂の器』『八甲田山』)を手がけた巨匠橋本忍。


※佐藤利明氏(娯楽映画研究家)による解説はこちら

■DVD版の予告編は こちら


DVD特典
映像特典:劇場用予告編+オリジナルポスター画像
封入特典:プレスシート縮尺再編集版

【スタッフ】
監督:中平康/脚本:橋本忍、中平康
原作:船山馨/撮影:山崎善弘
音楽:黛敏郎/助監督:西村昭五郎

【キャスト】
出演:葉山良二、吉行和子、南田洋子、小沢昭一、山内明、宇野重吉、滝沢修
芦田伸介、浜村純、三崎千恵子、佐野浅夫



公開年度:1960年/本編96分

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