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DIGS-1013

青年の海表1.jpg

監督:小川紳介

高崎経済大学 学園闘争の記録。学校側の裏口入学が問題となり、学生たちは学生ホールを占拠して学校側と対立した。60年代後半の全共闘運動の予兆とギラギラしたエネルギーに満ちた映画。当事者の中に入り込み、彼らと同じ視点から描く撮影スタイルを確立した記念碑的作品。


大学の通信学生が、文部省の制度改悪反対運動を起こした出来事の記録。学ぶことの苦しさを訴えるだけでなく、学生への懐疑にまで踏み込む。大学闘争への予感を伝えて、小川プロの出発点となった。小川紳介第一回監督作品。
<「小川プロダクション全作品特集上映」プログラム(パンドラ発行/2014年)より引用>

「通信教育・・・働きながら学ぶことは素晴らしい」という神話は果たしてそうなのか。通教制度改革(四年を五年に延長)反対の戦いは、この問題と真っ向からぶつかった。四人の通教生とカメラは、一つの熱気をもって結束し、いつか多くの共感を胎み、ひとつの“映画”をうみ出した。新しい生の息吹き、それを愛と呼ぼうか、連帯と呼ぼうか・・・・一つの胎動が・・・・ここにはある!
<公開時のスタッフの言葉>

[スタッフ]
監督:小川紳介
撮影:奥村祐治/大津幸四郎、川名満雄、久保田幸雄、栗林豊彦、小林秀子、
神公平、田村正穀、立石㤗昭、中野了、山根誠、和田周、岩佐寿枝
製作:「大学通信生の記録映画」を作る会

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