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DIGS-1010
原一男監督が3年間同棲していた武田美由紀は子供と共に家を出た。原監督は、彼女との関わりをつなげるため映画を撮影し始めた。美由紀はその子という女性と沖縄で暮らしている。そこに現れた原監督を前に、二人は凄まじい言い争いを始める。やがて美由紀は一人になり、黒人米兵との恋、妊娠、そして別れを経て、出産のために東京へ帰ってくる。彼女はより困難な状況に自らを置こうとする意志の強い女性である。彼女はアパートの一室で、たった一人の出産を試みる。そして原監督はカメラを回し続ける・・・
ドキュメンタリー映画監督原一男による第2作。原監督が、当時一緒に暮らしていた女と一緒にカメラで捉えた対象は、かつての原の恋人で原の子供を産んだ女だった・・・
昔の恋人と今の恋人の間を執拗にカメラで追い続け「極私」の極致へと到達し、前人未踏のドキュメンタリー映画として歴史にその名を刻んだ名作。原監督が「一世一代のミス」と後悔した衝撃の出産シーンは必見!