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DIGS-1043
毎日、毎日、この壁の中に閉じ込められていたら監獄みたいな気がするだろうな。本当に平和な監獄か・・・
ベルリン国際映画祭に出品されたことをきっかけに「国辱映画」のレッテルを貼られ一大センセーションを巻き起こした問題作!
本作品は紆余曲折を経てベルリン国際映画祭に正式出品される。いわゆるピンク映画の類に入る作品が歴史ある国際映画祭に出品されたことにより一部の映画人が「国辱映画キャンペーン」として旗を振り、大きく社会問題化。一大スキャンダルとなった・・・この騒動の詳細はベストセラー「映画評論・入門!」(モルモット吉田著)に詳しく掲載。
脚本家クレジットの大谷義明とは大和屋竺、榛谷泰明、曽根中生ら日活映画人グループからなる集合ペンネーム。基本稿は曽根中生が執筆し、若松孝二や主演の吉沢京夫らがアレンジしたと言われる。ピンク映画と言いながらそれとは程遠く、スターリンの肖像、原爆症、ベトナム戦争、平和運動と強烈な若松色がぶちまけられている本作。若松は配給会社にタイトルだけ同じのまったく違う内容の脚本を見せて制作費を獲得、完成作品を観た配給会社は当然激怒した。若松は確信犯的に言う「映画のためなら詐欺もやる!」
※本編はドイツ配給用のネガを使用しDVD化しております。そのためオープニング映像がオリジナル版と若干異なります。
【セル・レンタル共通特典】
★デジタルラジオMUSICBIRD「若松孝二の映画撃て!」より、若松孝二と著名映画人による対談音声収録(対談相手:三上寛)
★2005年版DVD収録映像特典:若松孝二インタビュー、オープニング別バージョン(クレジット入り)
【セルのみの特典】
★セル盤のみ映画評論家、モルモット吉田氏による解説文付
【スタッフ】
企画・制作・監督:若松孝二
脚本:大谷義明
撮影: 伊東英男
音楽: 西山登
照明: 森久保雪一
【キャスト】
藤野博子、吉沢京夫、寺島幹夫、可能かず子、
野上正義、寺島幹夫 他